餘部鉄橋の日々の風景、最終日の様子、鉄橋が消えていく瞬間までを記録した、餘部鉄橋の記録。

 

そこにあって当たり前だった風景が、いつの間にか思い出の世界へと変わった。
見上げればいつもそこにあった赤いトレッスルは、コンクリートの橋梁へと架け替えられた。

2010年7月16日 23:58 回9806D 

最終列車が、日付の変わるぎりぎりの時間に静かに余部を去った。
夕方から降り出した豪雨による一時運転見合わせ、一部列車運休の影響で、予定時刻よりも少し遅れて。
その瞬間、1912年から98年続いた余部鉄橋の役目は終わった。
そして最終日の最終列車、そして最終列車が通過した瞬間から解体工事は始まった。
気づけば真夏の深夜2時まで、黙って静かに見守っていた。
冷え切った体が震えだし、宿へ帰った。

長い余部鉄橋の歴史の中で、ほんの少しだけ一緒に生活をすることができた。
鉄橋からしてみれば、ほんの数年でも、貴重な数年になった。
ほんの数年の中にも、数え切れない思い出が詰まっている。

そんな日々の記録から、最終日、解体の瞬間までを記録した 

餘部日記

 

    

時の流れ。

 

更新日記。

2011/7/1 ビデオ公開

餘部鉄橋 四季。  

 

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ビデオ
 
2010/12/11 そしてはまかぜも新型車両へ。

ひとつ時代が終わった。

その瞬間を自分の目で見れたこと、幸せなのだろうか。 

・・・・・・・・まだ実感がない。


サイズ:40MB
2010/10/23〜24 余部同窓会、とでも言うのだろうか。

あの日、最終日の最終列車を見送ったときの皆さんが集まった。思い出話に花が咲く・・・。

 
2010/9/26 後藤工場に廃車回送されたエーデルを見に行った帰り道。

駅はきれいになり、鉄橋も駅側からの3本以外、きれいになくなっていた。

 
2010/7/28 その後・・・   
2010/7/15〜17 Last Day.
サイズ:192MB 
元がハイビジョンだから、結構デカい((+_+))
・・・心の中。  
2010/05/22-23 最終日までに一度は行っておかないと、と思って無理やり出動。
もう半強制的に餘部へ行っている状態で、ちょっとつらかった。
昔の楽しい思い出なんて作れるはずもなく...
 
2010/03/04 後藤工場に廃車回送されたエーデルを見に行った帰り。  
2009/8/23-24

定期的に通っていた餘部も、この後ぱったりと通わなくなってしまった。
悲惨な状況を目にすることから逃げたこと、個人的な生活環境の変化の影響か。
 
2009/6/18〜19 ゆうゆうサロン岡山が餘部を走るって。

香美町民号らしいが、今年の参加者は驚くほど少ない。来年はもうないか。

 
2009/5/22 今月二度目。今回は多度津工場へロクゴに会いにいくついで。

水鏡と、夕暮れの鉄橋を撮影したかったのだが、見事な曇天・・・。

 
2009/5/1〜3 新緑を求めて。今の『鉄橋』が辛うじて見れる最後の春かも。
来年の今頃、新しい橋が完成しているだろうか。
 
2009/4/3〜5 桜の餘部。考えてみれば、初めて桜の餘部へ訪れた。最初で最後かも。  
2009/1/28〜29 新年あけまして餘部。でっかいクレーンに <<*_*>>。  
2008/12/29〜30 数週間前から、雪は一向に降らない。相変わらず雪なしの餘部。  
2008/12/5〜6 今年も雪には恵まれない。辛うじて唯一の銀世界。  
2008/10/8〜10 少し間が空いたが、余部鉄橋訪問。今回は国鉄色に誘われて。  
2008/7/31〜8/2 定例、1カ月おきの訪問。少しずつ新しい橋脚の姿も見えてきて、だんだんと終焉に近づいてきた。  
2008/6/20〜22 2週間ぶり。仕事の休みを見計らって出かけるところと言えば餘部。
駅もかなり崩され、新しい柱の建設は更に進み・・・
 
2008/6/6〜7 一ヶ月ぶり。仕事の関係でなかなか出撃できなかったが、久々に現地を訪れて驚いた。
新しい橋脚が立ち始めていた。
 
2008/5/3〜4 去年とは大きく変わってしまったものの、新緑や東港からのギラリにはなんら変化なく。十分に楽しめる撮でした。
お立ち台に入れないという現状は、今になって実感しました。お立ち台の存在の大きさ・・・。
 
2008/3/14〜16 ポカポカ陽気に誘われて、気持ちよく外へ出てみれば・・・。  
2008/1/12〜14 2週連続出撃。
ポジ撮影分も少々アップしました。

クレーン車は着々と駅へと近づいています。3月になれば驚くほどでかいクレーン車が現れるということ。駅へ登る道も、新ルートの設置に取り掛かり、西側集落から駅へ登る道の途中で分岐して駅へ登るようです。

もうそろそろお別れの覚悟がいるのかな・・・。

 
2008/1/2〜4
3日前に行ったにも関わらず、現地は大雪との情報を貰い、すぐさま余部へ逆戻り。

途中、きたぐにの故障など問題は多かったですが、それでも雪の余部を見て疲れは吹き飛びました。

 
2007/12/29〜30 大体1ヶ月置きに出撃するパターンの余部日記。
今回はクレーンもたたまれて、障害となるものが減ってすっきり撮影できるかと思いきや・・・。
日が暮れて到着した余部駅の変貌ぶりに言葉を失い、しばし立ち尽くした。

ホーム付近には踏切が現れていました。
特発警報(強風抑止)のボックスも、ホーム反対の機器置き場へと移動。
駅もとうとう壊されかけています。

 
2007/11/23〜25 一ヶ月ぶりの余部。現地の変化には驚きました。トンネルよりの工事現場には鉄橋の半分以上(30メートルくらい?)のクレーン車、ショベルカーが動き回っていました。2ヶ月の休止を取り返す感じで、日曜日以外は工事が進んでいます。

刻一刻と変わっていく余部の町を見ていると、なんだか寂しくなってきました。

本当に架け替えられちゃうんだ・・・。

 
2007/10/27〜28

今月2回目・・・。最近の頻度には自分でも呆れます。
自分なりに余部で『撮らなくてはいけない』写真が見えてきました。それがどんな結果であろうと、何かを伝えられる写真を撮りたい。自分の技量は別として・・・。

 

 
2007/10/6〜8 初めて秋にあまるべロマン号が運行されるということで、当初は予定はなかったものの出撃。まさかのエーデル丹後のロマン号運用には驚きました。
 
2007/8/17〜19
3ヶ月ぶりの餘部鉄橋。たった3ヶ月なのに、景色は大きく変わっていて、あたらめて工事が進んでいることを実感しました。
俯瞰へ行きまくり、へとへとになりつつも、今回はたくさんの方とお会いすることが出来、貴重な撮影旅行となりました。
 
2007/5/3〜5
恐らく綺麗な姿の最後となる餘部鉄橋訪問。たくさんのものをくれた餘部鉄橋には感謝でいっぱい。鉄橋が消える日まで、最後の日まで追い続けようと思う。  
2007/3/27〜30
コンデジ編
予定通りの出撃でしたが、もう一日いないと一生後悔するよ!!といわれ、延長滞在。
しかし、言われたとおりに延長して大正解でした。ホンマ、ありがとうございました・・・。

今回もごみが非常に目立ちました。なぜ、捨てていくのか。疑問ばかりです。たかがペットボトル1本、ビニール袋持って帰れないのでしょうか?

 

 

銀塩編
2007/1/20
緊急出撃。しかも日帰り。宿の女将さんには今回もお世話になりました。  
2006/12/24〜26
4度目の餘部。観光地化した餘部はマナーの良い人悪い人がいます。悪い人に限っては、自分の写真を撮るために、他人に移動を命じたり、ごみを捨てたり。誰の土地かもわからないのに畑を堂々と横切ってみたり。挙句の果てには駅のホームから線路へ降り、反対側から駅の写真を撮影するものまで・・・。大人が何しているのやら。呆れます。

観光地化し、活気にあふれるのは良いですが、残念な面も多かったです。

 
2006/8/24〜26
3度目の餘部鉄橋。飽きることがありません。毎回異なって見える景色には新しい感動があります。同じ景色に見えないんです。  
2006/3/4〜5

餘部鉄橋

二度目の餘部鉄橋。今回は雨に降られることなく、カメラも故障せず行って来られました。  
2005/8/17

 

餘部鉄橋

初の餘部鉄橋訪問。あいにくの雨でしたが日が変わると快晴でした。

出雲号は米原付近で落雷により運休。2時頃回送として通過したそうです。

 


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