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あまるべマリン 国鉄色
2008/10/8〜10
久々に餘部を訪れ、景色の変化には驚いた。
クレーンは更に一つ増え、しかもとんでもなく高い。軽くお立ち台を超えて、60メートルはあると思われる。
とりあえず、あまるべマリン用車両回送の時刻になるので、西港へ向ってみた。
秋のちょっと和らいだ光線を受けて、工事が進んで見苦しくなった餘部駅から顔を出した。
ゆっくりと、それでもいつもとは異なるエンジン音を響かせて、みるみるうちに加速して行った。
翌日、マリン1号に乗るべく城崎温泉へ向う。
買いたてのデジD90に300mmえを付けると450mmまで伸びる。
この光景もあとわずか。
城崎で一時間近く時間を潰す。
時刻になると、やがて向こうから国鉄色が見えてきた。
城崎に国鉄色が帰ってきた!
天候にも恵まれ、青空の下に国鉄色は映える。
駅の雰囲気にも、やっぱりステンレスより国鉄気動車が似合う。
そのままキハ58のエンジン直上を占拠し、浜坂まで乗車。
貴重なキハ58だというのに、後ろのボックスに飛び乗ってきた女子大生と思われる4人組が、香住まで爆睡していたのには驚いた。
そこからはNHKの取材を受けていたが、鉄じゃない雰囲気を察知してNHKも取材を申し込んだのだろう。
言うまでも無く指定券も持っておらず、爆睡していた車両が貴重なものだとも知らず、さらには余部鉄橋なんてモノも全く知らなかったとか。
浜坂到着と同時に、一気に乗客は外へ駆け出す。 我々はのんびりと車内で降りる準備をし、キハ58を降りた。 言うまでも無く浜坂は大パニック。 |
国鉄時代から残ると思われる快速幕。西日本仕様でないのが良い。
マリン3号は俯瞰から。工事風景の定点撮影にも使える場所だが、今日は敢えて工事風景はいれずに。
10月にもなると、晴れていないと5時でもかなり暗い。 一気に曇ってきて、夕焼けは期待できそうにない。 |
一緒に撮影していた2名の方と、西港バルブへ。
満月なのは言いのだが、天候がコレでは・・・。
翌朝。あまり天候がよくなく、朝焼けのうろこ雲は期待できない。
ところが。
はまかぜが行った後、一気に天候が回復。
朝焼けのうろこ雲が、鉄橋の上に広がった。
やがて雲は消えた。
今日も一日かなりの晴天が期待できそう。
再び列車に乗り、お隣の鎧へ。
予想通りの撮影者の多さ。
到着から数分後、トンネルの向こうから二つのライトが見え、トンネルを飛び出してきた。
使われなくなった海側の線路を避け、車体を傾けてポイントを曲がる。
撮影することに何も文句は無いが、線路内に立ち入ってまで迫力のある写真が撮りたいものか。
列車を止めそうなギリギリの距離で、敷地内に入って撮影をする人間が2名ほど。
列車が来るときに手を上げて、鉄道マン気分にでもなっているのか知らないが、敷地内に入って運転士に合図を送ればOKなんて話、誰が作った?
手を上げて合図を送ったところで 、運転士は何も思わない。
どこ歩いてんだ。すぐ横のアスファルトは何かわかるかぃ?奴はそのまま本線を横切り、ホームへ向った。
餘部へ帰り、撮影が解禁となったと思われる墓地へ。
たて看板が無くなったためか、撮影者は多め。看板がある時から入っていた人間も数多くいたようだが・・・。
もはや意味を失った塗装関連の表記。
主柱には痛々しく何かで掘られた『7P起左』の文字。
もう保守工事もされないことだろう、角は錆びて剥がれ落ち、無残な姿に。
これ以上鉄橋を傷めるけるな...
そんなとき、トンネルからはまかぜ1号が飛び出てきた。
減速することなく、鉄橋を轟音立てて通り過ぎて行った。
見上げればまだまだあの姿は残っている。