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2008/6/20〜22

 

なにわやあすかは撮影できなかったものの、初めて梅雨の餘部へ行ってみた。
今までは出来なかったが、仕事の関係上、平日休みも増えたのでいってきた。現地は撮影者1人居らず、やっぱりイベントのない普段の餘部の静かさを実感した。この状態が一番好き。

思い出せば、2005年の夏も本当に静かで、セミの泣き声と海の音しか聞こえなかった。あの日に戻りたくても、今は工事の音がうるさくて・・・。


23時過ぎ、なにやら外で人の話し声が聞こえ、不審に思って恐る恐る外を見てみると、鉄橋上になにやら無数のライト。
恐らく点検だったのだろう。

 

翌朝は久々に西港へ行ってみた。漁業関係者と話をしながら、列車の通過を待つ。
やっぱり今は石油高騰で、漁業関係者にもかなりの影響があるようで・・・。いさり火が少ないのは石油の関係だろうか。

 

 

 

 

 

だんだんと暗くなってきて、昼過ぎにはドン曇。雨の降る中、カメラが濡れないように気を遣いつつ鉄橋を見上げてみた。

 

今日は工事関係者も昼休みで撤収。静かな餘部の町に轟音を響かせて、紫陽花の陰から列車が顔を出した。

 


紫陽花の前で列車を待っていると、なにやら後ろが騒がしいので振り返ってみると、大きな木組みの四角い物体をクレーンが持ち上げて、
やぐらの中に入れていた。もうコンクリートが流し込まれる日は近いのだろうか。

 


13時の列車の通過時には真っ暗になってきた。明日は大丈夫だろうかと不安に思いながら、控えめに撮影を続ける。
最奥も雲を被っていた。

 

      

夕方にはだんだんと霧が濃くなり、田んぼから鉄橋を眺めていてもだんだんと霞んできた。コレも梅雨っぽくて良いのか悪いのか・・・。


翌朝、今日は天候が回復することを願いつつ、布団から出てみると・・・。

前日となんら変わらない、というか昨日よりも酷い状態。マムシ谷が白い。雪が降った日の朝のよう。


今日のメインは臨時列車のほのぼのSUNーIN。ネット上には情報がほとんど出回らず、餘部を通過するにも関わらず撮影者は2,3名。
撮影場所を探しているとどんどん霧が濃くなってきた。
結局、田んぼからの撮影は断念し、近場から撮影することに。紫陽花とほのぼのの組み合わせをゲット。

鎧での折り返しのため、すぐさま駅へ登る。


11:50過ぎ、本日の山陰本線土砂崩れの影響を受け、ダイヤが乱れまくりの中、臨時列車は少しばかり遅れてトンネルから顔を出した。

フィルムを増感して撮影に挑む。

 


廃車の噂が多いこの車両は、納得できるくらい痛んでいるように思った。特製HMを誇らしげに?餘部駅に数分停車。

数分の間に、後悔しないように徹底的に撮りまくる。

 

 

 

 


そして出発時刻。何事もなかったかのように、静かに餘部を去って行った。

 

ほのぼのSUN−IN、最後の餘部通過だったかもしれない・・・。

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