2010/9/26

気が付けば新橋梁も開通し、あの最後の日から2ヶ月以上が経っていた。
気の抜けた日々をすごしながらも、餘部とともにすごしたエーデルが解体されそうだったので、後藤工場まで見に行ってきた。
無残な姿をさらしているエーデル鳥取を見て、ちゃんと最期まで看取ってやりたいと言う気持ちも強まった。

その帰り、ついでに餘部に寄ってみた。

今まで『ついで』なんて言ったことなかったのに。

錆びたレールに、無造作に放置されたミラーや骨組み。

時代の移り変わりを見せ付けられる。

駅は大きな移動をせず、線路を反対側に付け替えた。

ただ、ほとんどはきれいに新設されたため、昔の面影はない。

2006/12/26

2006/12/26

2006/12/26

こーんなに何にもなくて、古臭くて、一人になれて、、、

新しい駅も、そのうち好きになれる？といいな。

待合室へと続く道は、かつての線路をまたぐ。

そのまんま、埋めてあった。

多分、イベントのときに子供たちが浜から運んだ石だろう。
レールとレールの間に流したコンクリに乗っていた。

ようやく、歩きにくかった仮設通路も終わった。
あれも終わってしまえば思い出。

更なる思い出。

どこかわかる人・・・なんて少ないだろうな・・・。

もともと、工事が始まる前、駅へと登る道の途中だったところ。

工事が始まって、橋脚をぶち抜く形で設置された仮設通路との分岐点。

昔懐かしい、赤茶色の手すり。

そのまんま残ってた。

下まで降りたけど、列車も通ったけど、

カメラを向ける気になれなかった。

なんか、遮るものがほとんどなく久斗山が見渡せる景色に違和感を覚えたから。

国道から南を見ても、遮るものがほとんど何もない。

そこに橋梁があるとは思えないほど、なんだかすっきりしてた。

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